石川県・能登半島。2024年1月の能登半島地震から1年が経ち、地域では日常を取り戻すための努力が続いています。
そんな中、創業385年を誇る株式会社スギヨ(七尾市)が、看板商品「カニカマ」にぴったり合う地ビールを開発するプロジェクトをスタートしました。
製造を担うのは金澤ブルワリー(金沢市)。震災で大きな被害を受けた両社がタッグを組み、能登から新たなマリアージュを届けます。
この取り組みはクラウドファンディングで2025年8月28日まで支援できます。
【プロジェクトはこちら】
能登発祥のカニカマに合う地ビールを!震災復興元年の挑戦!
カニカマ発祥の地から、カニカマに合う地ビールを
スギヨは1972年、世界で初めてカニカマを商品化。今回ビールと合わせるのは、同社の最高傑作とされる「香り箱 極」です。
ズワイガニのオスとメスの長所を併せ持ち、豊かな風味と高級感を追求した逸品。
これに合わせるビールは、大口径の410mlボトル缶を採用し、香りと味わいを五感で堪能できる仕様に。
被災からの再起、そして地域ブランドの発信へ
能登半島地震では、スギヨの3工場が損傷し、生産再開までに半年を要しました。
金澤ブルワリーの新工場も同様に被災し、稼働まで半年以上かかったといいます。
そんな苦境を経て、両社は「個々の会社だけでなく、能登全体をブランドとして発信することが必要」と考え、この共同開発が実現しました。
クラウドファンディングのリターンには、カニカマ&カニカマに合うビールセットやカニカマ食べ比べセットなどが用意されています。
能登に「楽しい挑戦」を
「能登に関わる人たちがワクワクするような挑戦を通じ、再び能登との関係を結び直し、これからも能登に関わり続けてもらいたい」
プロジェクトの背景にはこのような想いが込められています。
震災の記憶が薄れゆく中で、復興を楽しい体験として発信する本プロジェクトは、能登の新たな未来を描く第一歩です。
クラウドファンディングは8月28日まで。