お刺身やお寿司で美味しい「ホタテ」や「アカガイ」。クセがあるけど一度ハマったら抜け出せない「牡蠣」。沁みわたる「アサリ」や「シジミ」のお味噌汁・・・。一言で「貝」と言っても、たくさんの種類があり、それぞれ美味しさや個性があります。

さて、今回は、「月日貝(ツキヒガイ)」という貝を紹介します。 その幻想的な名前の通り、貝殻の片方は月のように白く、反対側は太陽の様に赤いというコントラストに富んだ貝です。また、貝を開けると内側はほんのり黄色くて、遠くから見ると三日月に見えなくもないような気がしませんか?

月日貝の貝殻

また、表面がホタテやアカガイのようにギザギザでなく、丸くてツルツルてしているところも何だか神秘的ですよね。と思っていたら、内側はしっかりギザギザしていました。。

月日貝の中身

私は、詩人・金子みすゞの作品でこの月日貝を知り、「素敵な名前だなぁ」とずっと心惹かれていました。

ずっと想いを馳せていた憧れの月日貝。先日、魚介類専門のスーパー吉池で販売されており、ついにゲットできました!(夕方に駆け込んだらラスト2個でした。もっと欲しかったです。)

東京海洋大学のマリンサイエンスミュージアムで貝殻の標本を見たことはあったものの、今回初めて本物を手にすることができ、とても感動しています。

しかし、意気揚々と購入したものの、実は殻の付いている状態の二枚貝を捌くのは人生で初めて・・・。恐る恐る貝殻の隙間にナイフを入れてみると・・・なんと意外にも、スルっと簡単に捌くことができました!(ミミもスルっと取れました!何事も経験ですね。これを機に、他の二枚貝にも積極的にチャレンジしてみたいと思いました。)

そして気になるお味は、甘くて滑らかでホタテのようです。大きな貝柱でミミも含めてクセがなく、「ホタテよりも美味しい」という人もいる程だとか。

自分で捌いた月日貝

写真は2個分の貝柱とミミを盛り付けました。ミミは軽く湯通ししてあります。

今回は入手できた数が少なかったので、まずはシンプルにお刺身で頂きました。大きな貝柱なので食べ応えがあり、カルパッチョやパスタなども合いそうです。バター焼きや酒蒸しも合いそう。また手に入った時の夢が色々と広がりました。

皆さんも見つけた際にはぜひとも食べてみてください。

筆者プロフィール:
水産系シンガーソングライター 牧野くみ
魚食×アートの可能性を探る。日本魚検定(ととけん)1級所持。
2019年、鮭をテーマに3曲収録した「あの川を目指して」自主制作リリース。
https://magazine.tunecore.co.jp/newrelease/41784/

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