12月になり、今年のふるさと納税をしようと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、例年と同じつもりで返礼品を探すと、「昨年より高い」「そもそも見つからない」。そんな声も多い今年。
その背景には、漁獲量の変動や輸出入の動きなど、さまざまな要因が影響しています。
今回は、2025年ふるさと納税の動向と、今年狙うべき魚介についてご紹介します。
2025年は節約志向。鮭の切り身は人気でも大不漁
まず、返礼品全体の傾向として、ここ1〜2年で“節約を意識した寄付”が増えています。
ティッシュ、トイレットペーパー、缶ビール、お米や日用品の人気が高まっています。
魚介でも普段の食事で使える「鮭の切り身」がランキングの上位に上がってきています。

ところが今年、その鮭が歴史的不漁となっています。
鮭の卵である「いくら」も同様に生産量が少なくなっており、今年は鮭もいくらも生産量が全然ない状態です。
例年と比べると、そもそも取り扱っている数が少ない。もしくは、あっても寄付額的に割高となっています。
例年人気のホタテも、今年は漁獲量が減少傾向。
これまでと比べると、ふるさと納税に回ってくる量はそれほど多くない状態です。
そんな中、2025年のおすすめはカニ

一方で、今年ぜひおすすめしたいのがカニです。
11月6日に解禁されたズワイガニ漁は、不漁というニュースもなく漁ができています。
返礼品として良質なものが多く、年末需要に向けて一気に登場し始めています。
日本海側の新潟、山形、秋田でも美味しい本ズワイガニが獲れるのでおすすめです。
例えば佐渡のズワイガニが、松葉ガニや越前ガニと同じ「ズワイガニ」ですが、値段は10分の1だったりすることもある穴場のカニです。
そして大注目なのが、北海道の大ズワイガニです。
ズワイガニとほぼ遜色ない味でありながら、漁獲量も増えています。
昨年からおすすめではありましたが、今年はさらに身も大きく美味しくなっているはず。ぜひ食べてもらいたいです。
うなぎも安定して美味しいものが豊富

2025年のうなぎは生産量も安定。
美味しいうなぎの蒲焼を提供する「名店の味」もふるさと納税には多く、ぜひお店の味を自宅で楽しんでみてはいかがでしょう。
一部ご紹介します。
ふるさと納税ごちそうアワードで紹介された愛知県碧南市の小伴天のうなぎ。

などなど。
美味しいうなぎが揃っています。
また、宮城県大崎市や和歌山県有田市で出ている、工場生産されるうなぎの蒲焼は、量を求める人にとってハズレがない選択肢です。
返礼品を通して地域の取り組みに触れられるのも、ふるさと納税ならではの楽しみですね。
ぜひ色々な地域の魚を楽しんでみてください!

