6月になり、梅雨の季節が近づいてきました。梅雨といえば、千葉県の銚子あたりで取れるイワシが美味しくなる季節で、「入梅イワシ」と呼ばれ親しまれています。

 そんな時期に、こちらのニュースが出ていました。

●明石家さんま、健康を守るために「最近食べているもの」 マツコも驚き(しらべぇ)
https://sirabee.com/2021/05/31/20162587719/

 なんと、明石家さんまさんが健康のために食べているものの1つが「イワシ」だというのです!「さんま」が「イワシ」を食べて元気に…。こんな描写にネットも湧いているようです。

 …ということもあり、さかなのNEWS編集部では、今回「サンマ」と「イワシ」の栄養素を比較してみることにしました。参考にしたのは、文部科学省の食品成分データベース。すると色々なことが分かりました。今回は、それらについてご紹介します。

1.「イワシ」の方がカロリーが低かった

 可食部100gあたりのカロリーを比較すると、「サンマ」が287Kcalに対し、「イワシ」は156Kcalと「イワシ」の方が低いことが分かりました。これは、脂質量の違いによるものと思われます。可食部100gあたりの脂質は、「サンマ」が25.6gなのに対し、「イワシ」は9.2gとなっていました。ただし、これらは平均的な話であり、当然ながら個体によって脂のノリも違うことには考慮が必要です。

2.DHA/EPAの含有量は「サンマ」の方が多かった

 「イワシ」といえば、青魚の1つで、動脈硬化の予防にも良いとされるDHAやEPAが多い食品として有名です。ただ、これらは脂質の一部分のため、可食部100gあたりに含まれるDHA/EPAの量は脂質が多い「サンマ」の方が多いという結果になりました。可食部100gあたりのDHA/EPAの量は、「サンマ」がDHA2200mg/EPA1500mgなのに対し、「イワシ」はDHA870mg/EPA780mgとなっています。

3.DHA/EPAの割合は「イワシ」の方が多かった

 2.で「なんだサンマの方がすごいじゃないか」と思われた方、ちょっとお待ち下さい。100gあたりの含有量は「サンマ」の方が多いのですが、脂質を構成する脂肪酸の中でのDHA/EPAの割合は「イワシ」の方が多いのです。
脂肪酸総量100gあたりのDHA/EPAの量は、「サンマ」がDHA10.2g/EPA6.7gなのに対し、「イワシ」はDHA12.6g/EPA11.2gとなっていました。

 つまりは、脂を同じ量だけ取るならイワシの脂の方が、DHA/EPAを多く含み効率的といえます。

 いかがでしたでしょうか。いずれにせよ、「サンマ」も「イワシ」も、適度に食べる分には、身体に良いといえるのは間違いないでしょう。美味しく食べられて健康になれる、そんな「イワシ」をこの時期満喫いただけたらと思います。

イワシのイメージ画像

【筆者プロフィール】
さかなのNEWS編集部
魚、漁業、水産業のことを「広く」「深く」「ゆるく」伝えています。

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