一貫の寿司の裏側に、どれほど多くの人と産業が関わっているかを知っているでしょうか。
寿司をビジネスの視点で見た時に、体系的にまとまっているものは実は多くありません。
そんな寿司の世界を「ビジネス」という視点から立体的に読み解く一冊が発売されました。
著者はさかなのNEWS編集長であるながさき一生。
身近な存在だからこそ、意外と知らない「あたりまえ」を解体し、
ネタ・シャリ・職人・市場・物流・テクノロジーに至るまで、意外と知らない寿司の世界を読み解きます。
9章で読み解く寿司ビジネス
本書は、9つの切り口から寿司を掘り下げます。
1)サーモンから学ぶ寿司の世界
「サーモン寿司はノルウェー政府が売り込んだ」という有名な話です。
しかし、元々生食文化のない国がなぜ“生で食べる”発想に至ったのか。
国家戦略と食文化の融合を読み解きます。
2)5億円マグロから学ぶネタの世界
初競りのマグロはなぜ高騰するのか。
そこには広告価値、ブランド戦略、メディア性が存在します。
他にも、知っておきたいネタ別の知識など、ネタの世界を紐解きます。
3)豊洲市場「大和寿司」から学ぶ仕込みの世界
寿司の仕込みでは実際どのようなことをするのか。
仕込みの哲学や使用する道具や調味料について見ていきます。
4)赤酢「山吹」から学ぶシャリの世界
ミツカン創業者が作り上げた赤酢「山吹」がなければ、今の寿司はなかったかもしれません。
シャリとはいったいなんなのか、米からシャリになるまでの過程から、シャリの世界を紐解きます。
5)「東京すしアカデミー」から学ぶ握り手の世界
もはや寿司を握るのに修行は不要?
寿司職人に必要な知識と技術とは何か。
時代とともに変わる寿司職人の世界を覗きます。
6)「おもてなし」から学ぶ文化の世界
寿司の高い価値は寿司以外に宿る。
日本が誇る「おもてなし」文化を入り口として、寿司の文化的な考え方に触れていきます。
7)寿司ロボットから学ぶテクノロジーの世界
回転寿司産業を支える寿司ロボット。
寿司を広く普及させ上で大きな役割を果たしてきた「寿司ロボット」を題材に、寿司×テクノロジーの世界を覗いていきます。
8)東南アジアから学ぶ歴史の世界
寿司のルーツは東南アジアだった!?
寿司はどのように生まれ、日本の食文化として認識されるようになっていったのか。
改めて寿司の歴史をおさらいしていきます。
9)スシロー未来方万博店から学ぶこれからの寿司ビジネス
水産資源の持続可能性とは。
最新の養殖事情や代替魚肉・細胞培養といった先端技術など、
スシロー未来型万博店を入り口に、これからの寿司ビジネスを探っていきます。
これから寿司ビジネスの世界に足を踏み入れる方にぜひ読んでもらいたい教養本となっています。
寿司を「食べる」だけでなく、「考える」きっかけとなる一冊です。
書籍概要

寿司ビジネス
著者:ながさき一生
発行日:2026年2月20日
発行:クロスメディア・パブリッシング

